オーストラリアでナチュラルワイン by Mauve Wine Co.

Sydney在住のワインコンサルタントによるナチュラルワイン(自然派ワイン)の話

Gentle Folk Wine from Adelaide Hills SA

まずはこの3つ!ナチュラルワインをさらに楽しむための厳選用語 その2・ビオディナミ

どうもMauve Wine Co.りょーじです。

 

今日は前回に続いてナチュラルワインを楽しむための用語のその2です。ナチュラルワインの話で外せない『オーガニック』。それと関連した『ビオ』という言葉。そして今回のテーマの『ビオディナミ』の話をしたいと思います。

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South Australia(サウス・オーストラリア州のSmallfryのワイン。他にもいっぱいあるけどオーストラリアのビオディナミと言えば僕はまずここが思い浮かびます。

 

まず、ビオディナミとは何なのか?めちゃくちゃ簡単にいうとオーガニック農法の一つの種類です。ちなみにオーストラリアではBiodynamic(バイオダイナミック)といいます。

 

あと『ビオワイン』という言葉もありますよね?よく日本の人から聞く言葉なのですが、僕はこっちではあまり聞いた記憶がない言葉です。ではその『ビオ』とはどういう意味なのか?ビオとはビオディナミとビオロジックを指す言葉です。どちらも農法の名前です。まずビオロジックとはオーガニック農法の事です。そしてビオディナミもオーガニック農法の一つですね。ということはビオワインとは有機農法で栽培されたブドウで造ったワインでナチュラルワインもあるけどそうでないものもあるということですね。*詳しくは前のブログ『そもそもナチュラルワインって何?!』をどうぞ!

 

 

ではビオディナミを掘り下げてみましょう。このワード、書き出すとかなり長くなるので僕のいかにシンプルに伝えるかというテーマに反するのでなるべく簡単にします。

 

まずは何度も言いますがビオディナミとはオーガニック農法の一つです。オーガニック農法とはシンプルにいうと、殺虫剤や殺菌剤、除草剤などの化学的な農薬と化学肥料を使用しない栽培方法です。ビオディナミもその基本は変わらないのですが、さらに星の位置を記した種まきカレンダーを使用してそれに則って栽培します。要は宇宙というか月の力などが動植物に作用してブドウの生育に影響を与えるので、その力を利用して栽培をするのです。一見オカルトのような内容に思えるかもしれませんが、例えば満月の日と新月の日では確実に夜の明るさ(現代では電気の灯りで実感はできないかもしれませんが)は違います。それが日差しの強い弱いのようにブドウの生育に影響を与えると言っても不思議ではないですよね?これ以外にも特殊な肥料のような物を使用したりもしますがここではやめておきます。このブログはナチュラルワインを楽しむためのものとしてやっていきたいので皆さんにあまりワインを難しく考えて欲しくないんです。なので大体こんな感じで捉えてもらってまずはワインを楽しんでください!

 

こんな終わりでしたがビオディナミ、いかがでした?わかりずらいと思ってナチュラルワインを敬遠しないでくださいね笑。ワインはまずは美味しく楽しむべきですけど、こういう事を知るとまた一段とワインを飲んだり選んだりするのが楽しめると思うんですよね。という事で次回は『マセラシオンカルボニック』についてお話します。

 

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。それではまた読んでくださいね。Mauve Wine Co.りょーじでした。

 

 

 

 

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