プロ限定!オーストラリア・シドニーで飲食店、酒販店向けのワイン試飲会に行って来た!
どうもMauve Wine Co.のりょーじです!
今回はシドニーで行われた飲食店、酒販店向けのワイン試飲会の話です。プロ限定なので一般の人は見れない世界ですし、ソムリエさんでもオーストラリアの試飲会は知らない方が多いと思うので是非紹介させてください。
忙しい時期は試飲ばっかりしています。
大体今の時期と9月くらいの時期になると毎週のようにどこかしらで行われています。ほとんどが月曜日か火曜日で時間も正午くらいから16時か17時くらいの間で行われます。
シドニーのレストランでは月曜日と火曜日が定休だったりランチをやっていないと言う店舗が多いのが月火開催の理由だと思います。ちなみに日曜日も休みの店舗は多いのですがワイン業者が日曜日に働きたくないという理由で平日になります(これは僕の憶測ですがほぼ事実だと思います笑)。
試飲会で顔を売るのも大事な作業なんです。
自分で言うのもなんですが恐らく僕はシドニーで1番多くの試飲会に参加しているうちの1人だと思います。
基本フリーランスなのでお店の看板を背負ってやっているわけではないのですが試飲会への皆勤賞並みの出没確率により今や試飲会に行けば顔見知りがいっぱいいるようになりました。
ちなみに本当に有名なソムリエの場合は業者の方からお店に出向く事も多いので僕よりも試飲会に参加していなくても多くのワインを見る事ができるんです。
ですから僕のレベルは無名の中では沢山ワインを見ているという程度ですね。
試飲会場やワインの量の規模は様々。
試飲会の規模はレストランやバーを会場にして4から6個の小規模なワイン業者が開催する大体80から150種類くらいのワインがあるものから、大手のワイン業者がホテルなどの大きいイベント会場を使用して300から500種類くらいのワインがあるものまで様々です。
今回の試飲会は4つの小規模な業者が合同開催したもので会場はシドニーではとても有名なフレンチレストランのヒューバート(Hubert)で行われました。
このように結構有名なレストランやホテルが使われるのがほとんどです。
プロ限定。でもたまに不審者も。
まず到着すると入り口にはTrade Tastingの文字が。これは『飲食店、酒販店向けの試飲』の意味ですね。誰でも基本入れてしまいますがほとんどの試飲会ではその後に受付があってお店の名前や連絡先などを聞かれます。
ただ今日は受付もなく会場まで入る事が出来て自由に試飲ができる状態でした。本当はダメですが確実に関係ない雰囲気の人が紛れている時もあります。
以前1度あるお年寄りがワイン業者にワインを注いでもらった後に『どこのお店の方ですか?』と聞かれて『ただの通りがかりだよ』と普通に答えていました笑。
そんな感じになったのに帰らずにそのまま試飲を続けていて周りも何も言わないというのはいかにもオーストラリアらしいと言えるかもしれませんね。
効率よく試飲するためには時間が大事。
そして会場に着いたら試飲スタートです。グラスとその日のリストを受け取ったらどんどん試飲していきます。
ちなみにこの日は12:00から17:00の開催で僕は12:00過ぎに着きました。ほとんどの人は14:00過ぎくらいに来ることが多いので大体早めにいつも行きます。
あまり混んでる時間帯に行くと人が壁になってワインに近ずけなくて時間がかなりかかってしまいます。とは言え今日はかなり空いている感じでした。
混み具合はワイン業者の組み合わせによって変わってきます。今日の場合は1つの業者はあまり人が集まってなかったのでそのせいかもしれませんね。
シドニーの試飲会の基本ルール
シドニーの飲食店、酒販店向けの試飲会ではそれぞれのワイン業者がブースをもち、その上にワインを並べて説明しながら試飲していくのが基本です。
忙しい時は一声かけて勝手に注いで試飲をしてもあまり問題はありません。しかしワイン業者はワインをただでサーブして紹介しに来ているわけですからちゃんと1本1本注いでもらって説明を聞くのが礼儀ですよね。
でも僕も混んでて時間がかかる時は潜り込んで自分で注いでどんどん進んでいきます笑。
プロ意識が低い残念な光景。
あと1番よくないのはただ飲みに来ているだけみたいな人や、高いのだけを飲んだりする人がいることです。それは大体大きい業者の試飲会に多いんです。
オーストラリアは日本と比べるとワインがとても身近なのでほとんどの飲食店である程度の品質のものを取り扱っています。大手の業者は取引先がとても多くあまりワインに対して真剣ではない人が働いているお店にも招待が送られるのでそういう人を見かける機会が多くなります。
みんな一応プロとしてきているわけですからそういう人たちは見ていて本当に残念で仕方ありません。
今日の試飲会でのワインは?何本試した?
ちなみにこの日用意されたワインは約100本。オーストラリア国内のものが半分くらいで、フランス・イタリア・ドイツがあとの半分、スペインや日本酒などが少しだけあるかんじでした。その中で僕が新したのは約80本強でした。
僕の場合はラインナップにもよりますが自分の勉強も含めて参加しているのでなるべく全部試飲するようにしています。
それでも他の仕事や別の試飲会が重なることもあるのでその場合は全部試せないともあります。多い日は1日に4会場行ったこともありました。
まとめ
シドニーの試飲会の様子は大体こんな感じです。プロ意識を持ってとは言いましたがいい意味でみんな自由に楽しくしています。
ワイン業者や造り手と話をして交流をしながら自分の知識も深めてお互いのビジネスをするというスタンスだと思います。日本の試飲会に参加したことがないので比較できませんが日本はどうなんでしょう?
オーストラリアの場合はみんなワインが好きで真剣に向き合っていますがこの国らしく楽しくワイワイガヤガヤという雰囲気です。プロとしてやっていてもやっぱりワインは楽しく飲むものなんだとこの空間は仕事で来ていてもいつも気づかさてくれるのです。
それでは今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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Mauve Wine Co.のりょーじでした。