そもそもナチュラルワイン(自然派ワイン)って何が違うの?
どうもMauve Wine Co.のりょーじです。
今日はナチュラルワインって何?です。これも以前書いていた古いブログを編集したもので紹介したいと思います。
ナチュラルワインとは?
答えから言うと、ちゃんとした定義が無いという事みたいです。法律やどこかの機関によって定められたものが無いのではっきりとは言えないんです。なのでここではオーストラリアでの現状を踏まえての僕なりに勉強したものを交えてお話しします。
まずオーガニックワインとナチュラルワインの違いは?上の絵はナチュラルワインの立ち位置を表していて、これを見るとナチュラルワインはオーガニックだけどオーガニックワインはナチュラルワインだとは限らないって事がわかりますよね?
オーガニックワインとの違いとは?
僕の好きな造り手でボブ・コールマン(Bob Colman)というシドニーから小一時間のブルーマウンテンズというエリア(全然ワインで知られているエリアでは無いですが彼のワインは美味しいです。ちなみに世界遺産。)でナチュラルワインを造る醸造家が言っていたこんな話があります。ある時、自分のワインをナチュラルワインだと説明している時にお客さんから「あーオーガニックワインね!」と言われて、彼は「オーガニック栽培ではあるけど、それだけじゃ無いよ」と思ったそうです。
それだけじゃ無いって、あと何があるの?って思いますよね。
その理由の中で僕が重視しているのはminimal intervention (ミニマルインターベンション)という言葉です。要は必要以上に人の手を加え無いと言う事です。余計な添加物を加えず自然発酵(野生酵母での発酵)な事、必要以上に濾過、清澄していない事、醸造過程で亜硫酸塩の添加をしていない、また添加する事があっても瓶詰め時の最小限の添加に抑える事などです。
個人的な答えはオーガニックワインはオーガニック栽培だけどこういう造りをしていない。ナチュラルワインはオーガニック栽培(またはそれに近い)でさらにこの造りをしていると言う事です。
(※念のために言いますが、別にオーガニックワインは悪いという事では無くて、僕が個人的にナチュラルワイン贔屓なだけだと理解してもらえたら嬉しいです。)
ビオワインとナチュラルワイン(自然派ワイン)
そして日本にはビオワインという言葉もありますね?その話をすると今度はビオディナミという言葉も出てきます。そのビオディナミについてはビオワインの事と合わせて別の記事にしてありますのでこちらのリンクを参考にしてください→https://mauvewine.com/biodynamic
細かい話をすると色々ありますが大体こんな感じです。もっと色々こだわった人も居ますし、違いもあります。でも個人的にはこんな曖昧な感じのところも好感が持てるんです。別に人がわざわざきっちりこうじゃなきゃダメ!なんてすることないですよね? キチッとしすぎない事がまたナチュラルでいいんじゃないかなって思います。
そうそう、今回素晴らしい絵を使わせてくれたSimonに興味のある方はぜひinstagramのhttps://www.instagram.com/amber_revolution/?hl=jaとhttps://www.instagram.com/themorningclaret/?hl=ja。
そして彼のwebサイトのhttp://amber-revolution.comとhttp://themorningclaret.comを見てみてください。また英語ですがamber revolution という面白そうな本もあるようなので興味があれば参考にしてみてください。
それでは今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。今後もまたワイナリーの話をしながらこういう記事も織り交ぜていきますのでまた読んでくださいね。
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Mauve Wine Co.のりょーじでした。