オーストラリアでナチュラルワイン by Mauve Wine Co.

Sydney在住のワインコンサルタントによるナチュラルワイン(自然派ワイン)の話

Gentle Folk Wine from Adelaide Hills SA

そもそもナチュラルワインって何?!

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Copyright by Simon J Woolf

 

どうもMauve Wine Co.りょーじです。

 

今日はナチュラルワインって何?です。

答えから言うと、ちゃんとした定義が無いという事みたいです。法律やどこかの機関によって定められたものが無いのではっきりとは言えないんです。なのでここでは僕なりの持論で行きます!

 

まずオーガニックワインとナチュラルワインの違いは?上の絵はナチュラルワインの立ち位置を表していて、これを見るとナチュラルワインはオーガニックだけどオーガニックワインはナチュラルワインだとは限らないって事がわかりますよね。

 

僕の好きな造り手でBob Colmanというシドニーから小一時間のブルーマウンテンズというエリア(全然ワインで知られているエリアでは無いですが彼のワインは美味しいです。ちなみに世界遺産。)でナチュラルワインを造る醸造家が言っていたこんな話があります。ある時、自分のワインをナチュラルワインだと説明している時にお客さんから「あーオーガニックワインね!」と言われて、彼は「オーガニック栽培ではあるけど、それだけじゃ無いよ」と思ったそうです。

 

それだけじゃ無いって、あと何があるの?って思いますよね。

その理由の中で僕が重視しているのはminimal intervention (ミニマルインターベンション)という言葉です。要は必要以上に人の手を加え無いと言う事です。余計な添加物を加えず自然発酵(野生酵母発酵)な事、必要以上に濾過、清澄していない事、亜硫酸塩の添加をしていない、または最小限に抑える事などです。

 

個人的な答えはオーガニックワインはオーガニック栽培だけどこういう造りをしていない。ナチュラルワインはオーガニック栽培(またはそれに近い)でさらにこの造りをしていると言う事です。

(※念のために言いますが、別にオーガニックワインは悪いという事では無くて、僕が個人的にナチュラルワイン贔屓なだけだと理解してもらえたら嬉しいです。)

 

細かい話をすると色々ありますが大体こんな感じです。もっと色々こだわった人も居ますけど個人的にはこんな曖昧な感じが好きです。別に人がわざわざきっちりこうじゃなきゃダメ!なんてすることないですよね? キチッとしすぎない事がまたナチュラルでいいんじゃないかなって思います。

 

そうそう、今回素晴らしい絵を使わせてくれたSimonに興味のある方はぜひinstagramの@amber_revolutionと@themorningclaret。webはamber-revolution.comとthemorningclaret.comを見てみてください。amber revolution という面白そうな本があるようなので参考にしてみてください。

 

次回はワインの紹介もして行きたいと思いますので是非また読んでくださいね!

 

 

 

 

 

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