3本目:シドニー旅行中の定番ワイン産地、ハンターバレーで飲むナチュラルなら絶対このワイン![2017' Harkham Wines Aziza's Semillon] Hunter Valley NSW
どうもMauve Wine Co.のりょーじです。
今日は久々にワインの紹介をしたいと思います。
僕の住んでいるシドニーから北へ約150㎞、車で2時間くらいの所にあるHunter Valley(ハンターバレー)のワインを紹介します。正直言ってあんまり個人的にオススメするワイナリーは少ないのですがここのワインはナチュラルで美味しくて値段もお手頃なのでほんと大好きなんです!
それがHarkham Wines(ハーカム・ワインズ)です。そして今日お話しするのはHunter Valleyではとても珍しいオレンジワインのAziza`s Semillon(アジーザス セミヨン)です。(※オレンジワインについては以前のブログhttps://mauvewine.hatenablog.com/entry/2018/10/17/223457 で説明しています。)
Harkham Winesのワインはオーガニックで栽培されたブドウを手摘みで収穫して自然発酵させて造られています。さらに無濾過無清澄、ほとんどのワインが酸化防止剤も無添加です。Hunter Valleyはドライなセミヨンが有名な産地です。ほとんどのワイナリーがすっきりとして柑橘系の香りと味わいを持つワイン、またはそれを熟成させたものを造りますがHarkham Winesのセミヨンはこのエリアの他のワイナリーではほとんどやっていない果皮と一緒に発酵をさせたオレンジワインを造っています。また醸造家のRichie Harkham(リッチー・ハーカム)はチャリティーの活動にも積極的で途上国の学校建設などにワイナリーの利益を使って貢献しています。
さて肝心な特徴はというと熟成したハンターセミヨンとはまた違う少しオレンジがかった黄色い色をしたこのワインは少し紅茶のような香りとグリーンなすっきりとしたハーブのような香りがします。味は香りから想像するよりはドライですが、少しの蜜っぽさと林檎のような果実感、そして果皮由来のタンニンも少し感じます。
ドライな感じと果実味のバランスがよくタンニンも軽いので飲みやすいですがオレンジワインらしさはちゃんとあります。酸化防止剤無添加のナチュラルにありがちな臭いもしないのであまりナチュラルやオレンジを飲んでない人には特に入りやすい1本だと思います。
今日はHarkham Winesのワインでした。ワインメイカーのRichie Harkhamは本当にいい人で(見た目とノリはなんか悪そうですが笑)、去年僕がセラードアを訪ねた時にたまたま居てワインを直接説明してくれたのですが僕がシドニーのお店で彼のワインを取り扱ってる話をしたらわざわざ裏からまだリリースしていない新しいワインを持ってきて試飲させてくれた上に残りをそのまま持たせてくれました。そんなRichieの作るワインは日本にも輸出されていますので見かけたらぜひ飲んでみてください。
それでは今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。また次回も読んでくださいね。
Mauve Wine Co.のりょーじでした。